こんにちは、たーさんです。
年度末で、別れと旅立ちの時期ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、僕の恩師の一人である、東大教授のクローズドなお別れ会に参加したので
報告したいと思います。
東大の教授というと、というか東大に限らないですが
教授という研究者は多くの場合、一つの学問を究めてきた達人。
で、彼らが退職される時というのは、ある意味独特なわけです。
特に、クローズドでコアなメンバーの少人数の飲み会ともなれば
相当、マニアックなメンバーが集まります。
何でその場に、入りこめたのかというのもかなり謎なのですが
とりあえず、僕が最年少でした。
その他に集まった方といえば
・退職される教授の先代の教授
・退職される教授の先々代の教授
・退職される教授の先々代の教授
*分野によるんでしょうが、教授って長生きですね、
僕の知る限り、90歳以上生きた大学教授も少なくないように感じます。
特に、少し昔の方ほど、好きなことをやりやすかったりしたからですかね。
・退職される教授と年の近い、先輩後輩
で、会話が近況報告や世間話にもなるのですが
基本的にマニアックです。
政治の話題から、たとえ話に数学の公式なんかが飛び交うので
一般人からすれば、わけがわからないでしょう。
感じたこととしては
(人にもよるのでしょうが)基本的にマニアックな世界に生きてこられた方々なので
周りにもコアなメンバーが集まる
独自の言語体系
(「思う」と「考える」の使い分けに独特のルールがあったりする)
世界が狭いけど、歴史的には何百年も連綿と続く学問を担ってこられたという自負からかその結束力と連帯感がすごい
という印象です。
うまく伝えるのが難しいですが
とにかく地味なんですけど、ある意味しっかり生きている感がある。
ただ、時代なんでしょうかね。
「退職してからが一番自由だった」
という伝説級の大御所のお話を聞くと
「遅っ!」
と思ってしまうんですよね。
もちろん、大御所の現役だったころは
いまとはネット環境も含めていろいろ違うのは確か。
個人で経済的に自立しようにも、
今よりも圧倒的に難しかった時代。
それにくらべて、現状はネット環境という強力な
プラットフォームが無料で使えるので
おそらく価値観というか選択肢の幅は
明らかに違うんだと思う。
選択肢が多いことが一概に幸せとは限らないけれど
勉強して、実力をつけて、それをはっきできる機会の平等が
情報の共有化によって実質的に担保されつつあるのは、
健全だと思う。
昔は普通に家柄で大企業や大学の人事も左右されていたというし。
対して、ネットをはじめ新しい通信テクノロジーの普及によって
若くして億万長者になる生き方を可能にする人も
いまこの時代には実在するわけで。
古き良き時代の先達者たちの会合に混ざりながら
愚直に自身の道を究めることに学び実践する姿勢と
この時代だからこそ許された可能性の両方を発揮できたらと
考えてました。
実直にブレない先人の生き方から学びつつ
ネット社会だからこそ誰にでもできるビジネスの知識を
勉強し、吸収しながら
「20代、30代がもっとも自由だった」
と当たり前に語れるような人生を僕自身で強化していきます。
ごくまれに、こういう世代を超えた飲み会に参加できると
達人の生きざまから学び、
いま生きてる時代のありがたさというか
なんか、勉強、頑張ろうという気になって、すげーよかったです。
今日は、こんな感じで。
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