こんにちは。たーさんこと田中です。
「病は気から」、という通り、
過度なストレスから、精神的な症状だけでなく
身体的にもいろいろな症状がでるという記事を先日書きました。
僕の周りにも、外に出たくなくなって20キロ近く太ったりした人もいます。
特に、ストレスで、うつ病の薬を飲んでいたりすると
副作用で体重が増えてしまうそうで、それがますます体重のコントロールを悪化させたようです。
僕も、10キロ太った時には、
洋服が着れなくなったりして、たいへんでした。
自分が普段着ていたものや、
気に入っていた服などが着れなくなると、精神的にもさらにつらくなります。
ただでさえお金がないのに、新しい服を買うのにもお金もかかりますし…。
ストレスによる症状の原因
ストレスによる症状には、
僕は、「病は気から」という格言を
根拠がないと勝手に決めつけていたのですが
実は自分が無知だっただけでした。
簡単に、書くと
ストレスによって、過度に緊張すると、体のバランスがくずれる
ということに尽きます。
生物の授業で、「生体恒常性(ホメオスタシス)」って習ったかもしれませんが
これ、環境の変化に応じて、体の状態を安定的に維持できるような調整機能のことです。
例えば、血液中の血糖値を食べた後にお腹がいっぱいの時も、
逆にお腹が減っていても、一定になるように調整すること。
その他にも、夏の暑い時も、冬の寒い時も、体温を変わらないようにする
というのも、自律神経=ホメオスタシスが働いているからです。
自律神経は、文字通り、意識的に動かすものではありません。
体の状態を安定的にたもつって、命に関わりますので
例えば、ものすごく寒い時に、無意識に対応調整が働いた方が
生き残るうえでは有利ですよね。
なので、自律神経は、無意識のうちにはたらいて
自動で、体の調子を安定的に保ってくれるということです。
ストレスの症状のメカニズムを例え話で考えてみる
この自律神経には、交感神経と副交感神経というのがあるのですが、
自動車に例えると、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキみたいなものです。
交感神経が働くと、体が緊張状態になって、スピードを上げようとします。
逆に、副交感神経が働くと、体がリラックスして、スピードを落とそうとします。
給油とか、メンテナンスために、ピットインしようとする状態です。
ストレスが強い状態ですと、交感神経が優位になって、体は緊張します。
要は交感神経が強まってるときは、RPGでいうところの臨戦態勢、
「戦う?」、「逃げる?」みたいなバトルモードです。
副交感神経の強まっている状態は、HPやスタミナを回復しているような状態です。
ドラクエなら、町や村を歩いていたり、宿屋にとまったりですかね。
それでは、ストレスが強い場合は、どっちだと思いますか?
当然、何かしらやばい状況なので、戦うとか、逃げるとか、そういう状態ですよね。
なので、交感神経が強く働いている、ということです。
そうすると、体は当然のように緊張します。
そりゃ、モンスターが目の前にいるのに、だらだらしていたら死にますから。
結果として、
酸素を取り込むために気管支は拡張
心拍は増加
骨格筋は緊張
血管は収縮
血圧は上昇
呼吸は早くなる
ストレスの状態がずっと続いて、上に書いたようなバトルモードですと
常に緊張状態なので、過呼吸で息苦しくなったり、高血圧で、動脈が硬くなったり
あまりいいことがありません。
というか、ほっとくとやばいです。
僕も子供のころから、鬱になったり、その後も長らく
体調不良が再発したりで、死にそうになりました。
RPGと違って、戦闘中に使える即効性の回復アイテムや、魔法って残念ながら
現実にはないんですよね(当たり前ですけど)。
なので、強制的に、町や村の家に戻って体を休ませる必要があります。
とはいえ、ストレスで体の調子が悪くなるには
かなり合理的な理由があるっていうことです。
そりゃ、体の調子を安定にする自律神経の片っぽが暴走したら
いろいろなところがおかしくなりますよね。
なので、過度なストレスは害悪でしかないし
それをどう回避できるか、というのは、
人生をよりよく生きていけるかでものすごく大事だと思っています。
次回以降の記事では、ストレスとの付き合い方についても書いていきたいと思います。
ストレス・鬱との向き合い方に関する再生リストはこちらです。
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