こんにちは。田中です。
先日の、議論に関する記事で、簡単に補足です。
意見の対立関係において、利害関係以外に
もっとめんどくさいもの、ということを書きました。
例えば、個人の主張が、利害関係ではなく
個人の思想・信条による場合。
より具体的に、道路開設などのために、人に立ち退きを交渉する場合
相手が何らかの経済的な利害関係のもとに、立ち退きを拒否しているとします。
このケースでは、十分な経済的な補償を提示すれば、交渉の成立する可能性が高まります。
これに対して、「この土地を手放せば、ご先祖に申し訳ない」、など
の理由で、立ち退きを拒否している場合、上記のような交渉は難しくなります。
この場合
解決策①
交渉相手の意思決定と無関係に
物事をすすめられるような方法を考える。
例えば、道路の開設ルートを変える。
②社会的なルールで強制力行使
道路開設の公共性の観点から、
法律的な強硬手段に出る。
往々にして、お金目的など、利害に関する対立であれば
利害の構造から、議論の余地はありますが、利害関係を超えた
思想・信条に起因する主張の対立は、ロジカルに解決しにくい分やっかいという話です。
僕も、一人でできる勉強にくらべて
時間や労力のかかる、議論や交渉ごとは、敬遠してきました。
相手が何に価値を見出して、行動原理は何か、を考えて、
場数を踏むと慣れてきた感じです。
かなり余談ですが、先日の記事の補足でした。
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