こんにちは。田中です。
今回は、マーケティングの一事例についてです。
ここ数年、東京の大学の学園祭で、鹿の角や、イノシシの骨が
売られているのを見かけるようになりました。
年によっては、普通に5000円とかそれ以上の値段がついています。
で、これの原価がいくらかといと、実質ほぼタダのこともあるそうです。
(大学の職員が、山林での業務のついでに拾ってくるようなもの)

山奥では、珍しくなもない上に、鹿が増えすぎて、獣害が半端ない農林業です。
そのなかで、鹿が撃たれて、角などは、東京では新鮮味があって売れる。
鹿肉のジビエなど、長蛇の列ができていました。
農山村では代わり映えせずに、場合によってはタダで入手できるものが、
東京では、下手をすると4桁で売れる。
マーケティングとは、
「適切なものを適切な相手に、適切なかたちで届けるとういこと」
鹿の角のインテリアとしての価値は、都会のセンスでは
非日常で、価値を生むようです。
マーケティングでただのものがお金に化ける、というのは極端かもしれませんが
「錬金術かよ」という感じです。
学生に対して、マーケティングの教育がたりないと常々思っていましたが
学園祭といえど、個人的に、センスを感じたので紹介させていただきました。
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